やんこのブログ〜1200g極低出生体重児の妊娠、出産、子育て〜

極低出生体重児の第二子出産。NICU、GCUや、退院後の生活について。

次男出産⑤(完結)

こんばんは、やんこです(^^)

少し間が空いてしまいましたが、次男出産の完結を書きたいと思います。

 

30週で緊急帝王切開をすることになり、あれよあれよと手術台の上に乗り、麻酔もかけていきました。

 

思えば長男も妊娠高血圧による緊急帝王切開で、全く同じ手術室で産まれました。

でも長男は38週だったし、2日前ぐらいには手術をすることが決まっていたので、和気藹々とした雰囲気でした。

 

それを思い出しながら、手術台に乗り、その時との違いを思い知らされる度につらかった…

 

3年前はBGMがかかってたな。→かかってない

先生方と談笑したな。→そんな余裕ない。

 

一体どんな子が産まれてくるのだろうか。

長男よりうんと小さいんだろうな。

長男は産声を上げたけど、きっと泣くことはできないんだろうな。

 

そんなことをぐるぐると考えていると…

先生「はい、産まれました、男の子です!」

 

案の定、泣かない。

ほんの一瞬だけ顔を見せてもらって(ほぼ見えなかったけど)すぐに新生児科の先生にバトンタッチ。呼吸ができていなかったので挿管してもらっていました。

 

長男の時は産まれた瞬間にBGMがハッピーバースデーに切り替わったけど、当然それもない。

この子は産まれたことを祝福もされないんだろうか…なんて思って、また泣きそうになりました。

 

とその時、少し遠くから弱々しく

「オギャー」と泣き声が!!

私「今、泣きましたよね!?あれうちの子の声ですか?」

(看護師さんか先生)「そうですよ」

 

あの子泣ける力があるんだ、と思うとあまりの嬉しさに私も泣けてしまいました。

ほんの一瞬泣くとすぐに保育器に入り、NICUに運ばれていってしまったので、顔はほぼみられませんでしたが、あの時の声は今でも忘れられません。

 

少し大袈裟だけど、あの時の泣き声だけで一生分の親孝行をしてくれたのかな、と思ってます。

 

出産編、完結です。

次はNICU編!!